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【全然別物!?】今更聞けないアルマイトとめっきの違い

※この記事は2020年11月19日に追記しております。

事業統括部の武藤です。

今回はアルマイトとめっきの違いについてまとめました。

意外とこの違いについて知らない方も多いかと思います。

アルマイトとめっきでは皮膜の生成方法が全く別物になっております。

本コラムをお読みいただくことで今更聞けなかったことが理解出来るかもしれません。

アルマイトとは

アルマイトとは、別名陽極酸化処理と言われアルミニウムを陽極で電解処理することで表層に酸化皮膜を生成させる表面処理のことです。

アルミの表面処理としては一番王道な処理でしてアルミの表面処理=アルマイト処理と考えられていますが

実はアルミ素材にはメッキをしたり塗装をしたりすることも出来ます。

※アルミへのメッキに関してはコラム記事【アルミにメッキ】ジンケート処理とは?をご参照ください。

アルマイトをする目的としては耐食性の向上は勿論、表面を硬くし強度を向上する目的もあります。

アルミニウムは自然と物凄い薄い皮膜を生成しますがそれでは不十分なものが多い為、アルマイト処理を施しているものが多いのです。

アルマイトの皮膜は通常10μ程度が一般的ですが処理時間や製品形状によっては薄膜、厚膜の制御も可能となっております。

カラーアルマイトと呼ばれるものもあり、アルマイト処理後着色を行い封孔処理をすることで綺麗な色合いを出すことも可能です。

例:白アルマイト(代表的)、黒アルマイト、カラーアルマイト

アルミニウムの番手によっても処理方法が異なりますので注意が必要です。

アルマイトの皮膜はアルミニウムを溶解しながら酸化皮膜を生成させるのですがその際に、素材そのものにも入り込んでいきます。

イメージ図

アルマイト生成

※アルマイトは不具合品が発生した時には修正(再処理)が出来ますが直せば直すほど素材表面が薄くなっていきます。

めっきとは

電気メッキは製品を陰極側、極板を陽極側で処理し、処理液中の金属を析出させることで皮膜を成長させ層にしメッキ皮膜をつけます。

分かりやすい例で言うとチョコレートフォンデュをイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

溶かしたチョコレートにマシュマロのようなものを浸漬し電気を用いる事で皮膜をつけるのです。

チョコレートが金属を溶かしたメッキ液、マシュマロがメッキしたい被メッキ物といったところでしょうか。

めっきも耐食性の付与や外観を綺麗にする、機能を持たせるための目的があります。

補足として「めっきとはなんだ?」の記事もご覧になってください。

めっきは表層にメッキ皮膜を生成します。

イメージ図

めっき

アルマイトとめっきの違い

アルマイトとめっきの違いは大きく皮膜の生成方法が違います。

アルマイトは酸化皮膜を生成、メッキはめっき皮膜(金属)を生成するものです。

素材に皮膜が入り込んでいくかいかないかも大きな違いです。

また、電気分解する基本的な考え方は同じですがアルマイトはアルミニウム自体が陽極に対し

メッキは被メッキ物が陰極になります。めっきではメッキ液中の金属イオンを還元析出させています。

工程もアルマイトとめっきでは異なり、アルマイトではエッチングや封孔処理等の違う工程もはさまなければ処理が出来ません。

まとめてみました。

アルマイトとめっきの違い

いかがでしょうか。「アルマイト」と「めっき」なんとなく違うものなのかなと思っていたものが

具体的にどこが違うかお分かりいただけましたか。

当社では細かい話やご相談も乗らせて頂きますのでお気軽にお問合下さい。

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