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【連載】ダブルニッケルとは vol.1~多層メッキと電位差~

事業統括部の柳沢です。

今回は弊社でも採用している「ダブルニッケルメッキ」についてまとめました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、「ダブルニッケルメッキ」とは

「2層の異なるニッケルメッキ(半光沢ニッケル、光沢ニッケル)を採用することによって耐食性が向上する」といったものになります。

では、なぜ耐食性が向上するのか、こちらはあまり知られていないのではないでしょうか。

また、副題にある「電位差」という言葉自体、今まで聞いたことのない方もいらっしゃるのではないかと思います。

なぜ「多層メッキ」と「電位差」という言葉をまとめたのか。

そのあたりも含めてお話しさせていただければ幸甚です。

単層メッキと多層メッキ

メッキにはいくつもの種類、分類がありますが、

その中の一つに「単層or多層」という分け方があります。

メッキの皮膜が薄い厚いにかかわらず、一つの層(単層)から成っているのか、はたまた複数の層(多層)から成っているのか。

単純にそういった意味の分類です。

そして表面処理にどちらを採用するかは求められる皮膜性能や使途、コストによって変わります。

たとえば典型的な機能メッキである亜鉛メッキは「単層メッキ」ですが、

こちらは亜鉛メッキが錆びにくい要因である「犠牲防食作用」を発揮するために「単層」になっています。

というのも、「犠牲防食作用」を発揮するためには素地である鉄鋼と直接触れていなければいけないためです。

詳細はコラム「溶融亜鉛メッキ どぶ付けメッキ」をご参照ください。

また、ハードクロム(硬質クロム)メッキなども単層メッキですが、

こちらは要求される性能(耐摩耗性など)がクロムの単層で事足りるため「単層」になっています。

引用元:株式会社コダマ様

つまるところ、単層メッキには単層たる所以があるということになりますが、同様に多層メッキにも多層たる所以があります。

素地の種類によって外層のメッキがつきづらければ、つきやすくするための下地のメッキを一層挟むことになりますし、

たとえばクロムメッキの性能だけで足りない場合は、足りない性能を補完できるメッキ(ニッケルメッキなど)を下地に施す必要が出てきます。

「ダブルニッケルメッキ」はその名の通り、「多層メッキ」に分類されます。

なぜ「ダブル」にする必要があるのでしょうか。

その答えは「電位差」にあります。

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