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【アルミにメッキ】ジンケート処理とは

※2020年12月3日に更新いたしました。

群馬県高崎市にある(株)三和鍍金、事業統括部の柳沢です。

今回はジンケート処理についてまとめてみました。

表面処理業界に限ったことではありませんが、その道にかかわらなければまず知り得ない単語・知識が世の中には溢れていますね。

本コラムを綴るようになって、自分の無知を痛感しております。

しかし、「知らないことは知ればいいじゃないか!」という精神で、今回も元気にご説明させていただきます。

アルミニウムの利点

皆さんはもちろん、アルミニウムという金属の名前は聞いたことがありますよね。

我々の周りにもアルミホイルをはじめとしてロケット部品まで本当に様々な形で用いられています。

アルミ使途例

それだけたくさん使用されるのにはやはり理由がありまして、

軽く強いだけではなく、適度な電気伝導性もあり加工もしやすい

耐食性も高く、熱伝導性も高い

その他様々な利点がアルミニウムにはあります。

アルミニウムの表面処理

そんなアルミニウムにも基本的には表面処理がなされますが、その中で大きな割合を占めるのは「アルマイト」という表面処理です。

アルマイトにつきましては、コラム記事「【全然別物!?】今更聞けないアルマイトとメッキの違い」をご参照ください。

今回はアルマイトではなく、メッキをする際の処理についてお話いたします。

それに際してかかわってくるのはアルミニウムの「耐食性」です。

酸化皮膜とジンケート処理

アルミニウムの耐食性が高い理由は、酸化皮膜が形成されやすいことにあります。

酸素に対しての反応性が非常に高いので、微量の酸素でもすぐに酸化皮膜を形成します。

しかし、皮肉にもこの酸化皮膜の存在によって、アルミニウムへのメッキは難しいと言われてきました。

というのも、この酸化皮膜があることによってメッキの析出は阻害され、密着性も悪化してしまうのです。

では、どのようにしてアルミニウムへのメッキの密着性を確保するのか、その方法こそが「ジンケート処理」になります。

ジンケート処理とは?

「ジンケート(Zincate)」を日本語にすると「亜鉛酸塩」になります。

これを使った薬液にアルミ材を浸漬させ、酸化皮膜を形成させないようにする、それが「ジンケート処理」です。

具体的にはアルミの酸化皮膜を溶かし、その酸化皮膜と置換する形で代わりに亜鉛皮膜を形成させます。

亜鉛皮膜は非常に密着性に優れているため、下地としてアルミ材に付着させることで酸化皮膜が形成されるのを防ぐことが可能になります。

以上を端的に述べると、以下のようになります。

アルミ材へメッキをするための不可欠な処理、それが「ジンケート処理」である

「ジンケート処理」とは、アルミの酸化皮膜と亜鉛皮膜を置換させ、密着性を確保する処理である。

ちなみにジンケート処理に限らず他の表面処理でも下地処理が可能です。

詳細につきましては、お問い合わせください。

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