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【基礎中の基礎!+α】溶融亜鉛めっき どぶ付けめっき

※2020/10/7に更新いたしました。

※2021/9/6に加筆修正いたしました。

群馬県高崎市にある(株)三和鍍金、事業統括部の柳沢です。

いわゆる「亜鉛メッキ」には大きく分けて2種類が存在します。

その分類の基準は、電気を使うか否か。

今回は電気を使わずに行う亜鉛メッキである「溶融亜鉛メッキ」についてまとめました。

※電気亜鉛メッキのクロメート処理について、こちらの記事もご参照ください。

溶融亜鉛メッキとは

溶融亜鉛メッキとは、高温で溶かした亜鉛に製品を浸漬し、表面に亜鉛皮膜を形成させる処理方法です。

別名、どぶ付けメッキとも呼ばれます。

用途としては、建築物やガードレール、駅舎や市民プールのドームなど、幅広い分野が挙げられます。

ガードレール

この使途先からもわかるように、亜鉛メッキは非常に耐候性・耐食性に優れていることが特長です。

それは亜鉛メッキが持つ2つの作用、「保護皮膜作用」と「犠牲防食作用」や、「合金層」と呼ばれるものに起因しています。

保護皮膜作用と犠牲防食作用

亜鉛メッキの表面に空気や水を通しにくい亜鉛の酸化皮膜が形成されることで、錆びを防ぐことができます。

これを「保護皮膜作用」といいます。

溶融亜鉛メッキ処理されたものとただの鉄素材とを比較すれば、その腐食速度の差は歴然となります。

そして万が一表面に傷がつき、素地である鉄が大気に曝露されたとしても、傷周辺の亜鉛が鉄より先に溶け出し、電気化学的に鉄を腐食から保護します。

これを「犠牲防食作用」といいます。

犠牲防食作用

合金層

また、溶融亜鉛メッキの大きな特長のひとつとして、合金層の存在が挙げられます。

合金層とは、溶融亜鉛メッキと素地である鉄との間に発生する層で、これによって亜鉛と鉄が強力に結合し、メッキの剥離を防ぎます。

合金層

合金層はいわゆる「亜鉛メッキ」に共通するものではなく、「溶融亜鉛メッキ」のみが固有するものです。

溶融亜鉛メッキと比較されるものとして塗装などが挙げられますが、剥がれにくさ(耐久力)の面で溶融亜鉛メッキに軍配が上がります。

※合金についてはこちらの記事もご参照ください。

まとめ

これらの特長によって、溶融亜鉛メッキを施した製品には錆びや腐食が発生することはほとんどありません。

なかなか手入れのできない箇所・分野であったり、水気や風などの腐食要因に頻繁に曝されていたりする場所には、

非常によく適合している表面処理方法なのです。

弊社では溶融亜鉛メッキはもちろん、電気亜鉛メッキも承っております。

どちらの処理も図面をご送付いただければお見積り可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

電気亜鉛メッキの詳細についてはこちらのページよりご確認いただけます。

PROFILE

柳沢 寛太
柳沢 寛太
新卒として入社後、現場での業務経験を活かし現在は営業として活動しながらコラムを執筆。塾講師・家庭教師の経歴から、「誰よりもわかりやすい解説」を志している。
また、多数の人気コラムを生み出すだけでなく、実はYouTubeの編集者でもある。コラム・YouTube・広告等のプロモーションを手掛けた本HPは前年比1,150%アップという偉業を達成した。
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