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【基礎中の基礎!+α】バフ研磨について



群馬県高崎市にある三和鍍金の武藤です。

今回は【基礎中の基礎!+α】バフ研磨についてということで

バフ研磨加工の基礎知識をお伝えしていきます。

我々、表面処理業者は普段良く聞く「バフ研磨仕上げ」

「バフ研磨仕上げってどうしているの」「そもそもバフとは?」

「こんな小さいものでの出来るのか」「内側だけ研磨してもらいたいんだけど」

こんなことってありますよね。

今回はそんなお悩みに対して表面処理業者から見た、バフ研磨のいろはをお伝えして行きます。

関連記事として 【そういう事だったのか!!】メッキの光沢はこれで決まる もご覧になって下さい。 

それでは行ってみましょう!

*2021/7/30 追記

弊社では出張研磨も対応しています!

下記動画をご参照ください。

ご希望のお客様はご相談くださいませ。

研磨加工とは

バフ研磨のお話をする前にそもそも研磨加工とはどういったものなのでしょうか。

研磨加工は様々な工法を用いり表面の凹凸を滑らかにすることを目的にする加工方法になります。

表面に付着した埃や汚れを取り除く目的にも使用されます。

身近な例で言うと女性がネイルをする際に爪を研いだりしますよね。

この爪を研ぐという行為も研磨にあたります。

爪の表面を磨き、光沢を出したり形を整える。まさに「研磨」です。

それでは工業系の「様々な研磨工法」

この様々な工法というのは一体どんな工法のことでしょうか。

順を追って見て行きましょうか。

研磨加工の種類

研磨加工の種類は大きく分けるとニ種類に分けられます。

一つ目は化学的に研磨を行う

「電解研磨」「化学研磨」等です。

こちらは化学反応を用いり研磨する研磨方法になります。

詳しくはこちらをご覧になって下さい。

そして二つ目は今回お話するバフ研磨も属している

物理的に研磨を行う機械研磨になります。

「バフ研磨」「バレル研磨」「ベルト研磨」等です。

今回はこの中のバフ研磨に焦点を当てお話をしていきます。

バフ研磨とは

高速回転するバフに金属等の表面を当て研磨をする研磨工法です。

表面の凹凸を滑らかにしたり、付着物を除去したりすることが出来ます。

そもそも、バフ研磨の「バフ」?とは一体何でしょうか。

簡単に言うとバフとは研磨をする際に使用する道具の事です。

綿布、サイザル麻、フェルト等の材質で出来ています。

そして、そのバフを用いて研磨する工法を総じてバフ研磨と呼びます。

バフ

バフ研磨の目的

バフ研磨の目的はそれぞれありますが主に

「キズ消し」「付着物の除去」「表面の平滑化」「光沢度UP」「バリ除去」「溶接痕除去」

等が挙げられます。

表面処理業者の観点から見ると

めっきのみで高光沢仕上げが出来なかった時代に高光沢の仕上げを求められた際は

めっきを施す前段階として素材のバフ研磨を行い

光沢を出してからめっきをすることが一般的でした。

しかし、現在ではレベリング性が高いめっき液の誕生により

研磨をしない状態でも高光沢なめっきが可能となっております。

とはいっても、金属表面が荒れていたり凹凸が深い場合はめっきのみで対応出来ない事も多く、

バフ研磨で表面をある程度平滑化してからめっきを行う事も一定多数あります。

バフ研磨後にメッキ等を行う際に注意しなくてはいけないポイントは

バフ研磨後の製品には研磨カスが付着しますので

この研磨カスを取り除かないと後工程での表面処理に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

研磨カスの除去や洗浄を丁寧に行ってください。そうすることでめっきの不具合が低減するでしょう。

因みにメッキ後に仕上げのバフ研磨を行う事で更に光沢を出すことも可能です。

バフの番手、種類と処理手順

バフ研磨もめっき等の表面処理と同じく、

それぞれの材質や目的に応じてバフや工具の選定を行います。

まず、欠かせないのがバフは材質もそうですが番手というものが存在します。

研磨〇〇番仕上げというのを皆さんはお聞きになったことがありますでしょうか。

これは表面の粗さを示しています。

数字が高くなるにつれ目が細かくなっております。

最終的に綺麗にする為には目を細かくしたいので数字が大きい番手で研磨を行いますが

基本的に最初は数字が小さいもので粗磨きを行い徐々に細かい目で磨くと綺麗に仕上がります。

一般的に金属に対する「バフ仕上げ」は400番の仕上げを指すことが多いですが

材質や形状によっても仕上がり状態が異なってきますので

サンプル作りや試作を行う事がお勧めです。

「バフ研磨お願いします」ではどの程度まで研磨を行えば良いのかわからないのです。

800番や1000番は鏡面のような光沢仕上げ状態となります。

バフの材質

バフの種類は「布バフ」「ウールバフ」「麻バフ」「スポンジバフ」等が挙げられます。

このように何種類かあるバフの材質の中から特性や目的に応じて選定することも大切です。

それぞれ特徴があるのですが

我々が一番馴染みがあるのは布バフです。

めっき前後の研磨で使用されることも多く、めっき屋さんでも保有していることが多々あります。

研磨剤について

バフ研磨を行う際に欠かせないのが「研磨剤」になります。

研磨剤は微粉の研磨剤とクロム等を均一に混合した組成物であり、

固形状のものと液状のものがあります。

今回はよく使う固形研磨剤について追っていきます。

固形研磨剤はバフに付け塗布します。

製品に付けるのでは無く、バフの方に付けるのです。そして、研磨面に移っていく形になります。

研磨剤はバフ研磨の効果をより高める為に使用されます。

光沢を出しやすくしたり、研磨力を上げたりと様々な効果をもたらします。

よく使われる固形研磨剤で言うと「青棒」「赤棒」「白棒」と呼ばれるものがあります。

他にも多く存在するのですが一般的に多く使用されてるのがこの3種類です。

特徴としては青棒は鏡面仕上げに適しており、赤棒は粒度が粗く下磨きで使用されます。

白棒は幅広い用途で使用されており中磨きから仕上げ磨きまでと汎用性が高いのが特徴です。

下磨きは赤棒を、中磨きは白棒、仕上げを青棒といった形で

工程や目的に応じて研磨剤も選定することも重要になってきます。

研磨剤

まとめ

いかがでしたでしょうか。バフ研磨も手間や時間を掛ければ掛けるほど綺麗に仕上がります。

バフ研磨はその製品に適した工具や研磨剤を選定することから始まります。

バフ研磨をする際に選定する項目は意外と多いことがお分かり頂けたと思います。

主に工法番手バフの種類研磨剤をそれぞれに適したものを選定する形になります。

この4つを抑えておくことが重要ですがこの選定にもノウハウがありますので

プロの研磨屋さんに依頼するのが良いでしょう。

また、バフ研磨もメリット、デメリットがあります。

例えば物凄く小さなものや手作業での研磨が難しい場合には

電解研磨化学研磨が適している場合もございます。

更には対象物が大量にある場合等も手間の観点からコストが高くなってしまう恐れもあります。

そんな時に代替の処理として電解研磨で行うケースもございます。

当社では電解研磨、化学研磨の取り扱いが御座いますので是非、宜しくお願い致します。

また、メッキ前後のバフ研磨や製品の研磨のみも取り扱っていますので

御社のご要望に沿った形で提案させて頂くことが可能です。

そんな際はご連絡頂ければと思いますので宜しくお願い致します。

PROFILE

武藤 篤
武藤 篤代表取締役
株式会社三和鍍金に入社後、経営難に陥っていた会社再建に取り組む。
経費削減、業務改善、人材育成に取り組み1年でV字回復させる。
その後、営業手法の業務改善を行い、売上高増加、年間新規取引100件を達成
柔軟な発想や行動力を持ち味に現在は表面処理を通しての新規事業に着手中。
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