錫メッキの特徴
錫メッキとは電気メッキの一種で、錫を溶かした水溶液中に製品を浸漬させ、外部電流によって錫の皮膜をつけるメッキになります。通電性・はんだ性・抗菌性に優れ、また高い装飾性が持続するため、電子部品をはじめとして食器やボタン、仏具や歴史的建造物にも用いられることがあります。今からおよそ4000年前にはじまった最も古いメッキとしても知られています。
当社では無光沢・半光沢錫メッキを扱っており、また東日本最大級の大型全自動ラインを保有しております。ダブルハンガー方式かつ大サイズ槽のため、数十万という大ロットはもちろん、1ヶからの小ロットにも対応が可能で、1000mmほどの長尺製品にもメッキ処理をすることができます。詳細はお問い合わせください。
さらに、自動車部品も多数取り扱っているため、メッキの品質には自信がございます。品質でお困りのお客様も是非一度ご相談ください。長年培われたノウハウと高性能な設備の組み合わせで、当社はお客様のニーズを満たします。
※こちらの処理は協力工場様と連携対応致します
対応寸法
- 処理可能サイズ幅:400mm×奥行:200mm×高さ:1000mm
※詳細につきましてはお問い合わせください。
弊社錫メッキ処理の強み
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ダブルハンガー方式採用で
大ロットを短納期対応一般的に錫メッキというと小型のラインが主流と言われておりますが、当社では珍しいダブルハンガー方式の大型全自動ラインを完備。設置当時は東日本最大の錫メッキラインとして名を馳せていたほど立派な設備になります。大サイズ・大ロットの製品を短い納期で高品質に仕上げることが可能となっています。「このサイズは槽に入らないから処理できない…」「この納期では間に合わない…」こんなお悩みは当社が解決いたします! -
他社で行ったメッキの剥離
対応可能当社では剥離からのメッキ処理、また剥離のみのご依頼も受け付けております。メッキにおいて最もリスクが高い処理は恐らく剥離で、メッキに用いたメッキ液の組成や処理方法、材質によっては剥離することで製品が溶解してしまうこともあります。よって他社で行ったメッキの剥離をお断りしているメッキ業者も数多く存在しますが、当社では蓄えた多くの知見をもとに可能な限り善処致しますので、ご相談ください。 -
培われたノウハウで
細かなニーズに対応可能長年培われた様々な知見でお客様の細やかなニーズにもきちんと答えます。東日本最大級の大型ラインを備えていながら、小サイズ・小ロット・単発の案件にも喜んでご対応致します。他社様でお断りされた案件やトライしてみたけどうまくいかなかった案件など、あきらめずに是非一度ご相談ください。 -
蛍光X線・三次元測定機完備で
徹底した品質管理体制を確保当社では蛍光X線による膜厚管理を行っています。また、塩水噴霧試験も対応可能ですし、三次元測定機を用いた精密検査も可能となっております。このように様々な高性能設備と徹底したライン管理体制によって品質に厳しい製品についても確かな品質を保ってお客様にお渡しすることが可能です。品質でお困りのお客様は是非ご相談ください。 -
洗浄やバリ取りまで
対応可能!?当社では付帯設備として研磨機や炭化水素系洗浄槽も保有しておりますので、なんと工業洗浄やバリ取りなども一貫して対応することができます。他社様であればいくつもの加工業者様に回さなくてはならず、納期もコストも増加してしまう「加工油が強い製品」や「バリのきつい製品」も、当社であれば当社のみで完結いたしますので、短納期・低コストにてご提供することが可能です。 -
素材からこだわる
「高品質」まるで飲食店のようですが、メッキにおいても用いる素材の質というのは重要で、メッキ自体の品質に大きくかかわってくるものです。当社では純度の高い錫を採用しておりますので、通電性やはんだ性など、本来錫メッキに備わっている機能を高い水準で保つことができています。また、メッキは水洗工程が非常に多いため使用する水の質は極めて重要ですが、当社は純水を使用することで高品質に仕上げています。
発注する際の注意点
錫メッキをご注文の際にご確認いただきたいことがございます。
- 納期
- ロット
- 材質
- 引っ掛け穴の有無
- 等々。
ご不明点や相談したい内容がありましたらご連絡の程宜しくお願い致します。
対応可能素地
銅
※鉄、真鍮、その他素材はご相談ください。
表面処理の流れ
よくある質問
- よくある質問は準備中です。
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