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【研磨の種類】ベルト研磨とは

群馬県高崎市の表面処理業者、(株)三和鍍金と申します。

本コラムは事業統括部の柳沢が解説いたします。

今回は弊社で扱っている研磨のうち、ベルト研磨についてご説明したいと思います。

併せて以下の事業内容ページもご覧ください。

それではいってみましょう!

研磨の種類

まずは簡単に研磨についてご説明します。

下の画像に既視感を覚える方は、このパラグラフを飛ばしてお読みください。

表面処理の一種である研磨にも様々な種類が存在しています。

今回お話するベルト研磨は、上の表でいうと赤色の物理研磨というカテゴリーに属しています。

その名の通り、物理的に研磨剤等で物体を擦ったり削ったりする研磨を指します。

小学生の時に図工の授業で紙やすりを使ったことのある方も多くいらっしゃるかと思いますが、

まさにあれが、最も初歩的ではありますが、物理研磨です。

あとは幼少時に砂団子を作ったことのある方も多くいらっしゃるかと思いますが、

砂団子の工程にもピカピカにするために磨く作業があったことを覚えていますか?

あれも物理研磨の一種であると言えます。

同じ物理研磨というカテゴリーには、他にバフ研磨やバレル研磨、ヘアライン加工などが挙げられます。

対して、弊社でも扱っている電解研磨(表中の青いカテゴリー)は電気と薬品の力で、物体の表面を溶かし研磨を行っていますし、

緑色のカテゴリーの化学研磨は、薬品の化学反応によって同様に物体表面を溶解させ、研磨を行っています。

研磨と一口に言えど、そのやり方や原理は様々なのです。

ベルト研磨とは

ベルト研磨とは簡単にいえば、その名の通り研磨剤が付着したベルトによって研磨を行う加工方法になります。

バフを使って行うバフ研磨、バレルを用いて行うバレル研磨など、処理の名前は如実に実状を表していますね。

より詳細な説明としては、エンドレスベルトと呼ばれる研磨剤が塗布された研磨ベルトをベルト研磨機と呼ばれる機械にセットし、

高速回転させたそのベルトにワークを当てて表面を削っていきます。

※厳密にいえば、エンドレスベルトと呼ばれない研磨ベルトも存在します

前述したヘアライン加工に用いられる場合や、処理面積の大きな鋼板などの研磨に用いられることが多くあります。

ベルト研磨のメリット・デメリット

メリット

ベルト研磨のメリットは、一定方向で磨くことによる整然とした研磨目になります。

最もわかりやすい例として、いわゆるヘアライン仕上げを思い浮かべていただけると適当かと思います。

ステンレスをヘアラインにする目的としては、

美観の向上やキズ隠し(目立たなくする)、さらには滑りにくくするなど

多岐に渡っていますが、ほぼ同様の効果がベルト研磨後の製品にもあります。

とは言うものの、ベルト研磨は粒度を変えて鏡面仕上げの最終工程で用いることもあるので、

研磨目をどこまで明瞭に出すかはベルトの選定次第(厳密には粒度の選定次第)と言えます。

また、一定方向に均一な研磨を維持できる点もメリットのひとつで、前述した研磨面の大きい鋼板の研磨に採用されているのです。

デメリット

デメリットとしては、ほぼメリットと逆のことになりますが、

粒度によっては一定方向の研磨痕がついてしまうので、研磨痕の細かい調整が必要な場合は粒度を細かく変え、

グラインダーなど別の道具を用いる必要性があります。

また、研磨面の小さな部品(複雑な形状であったり単純に小さな部品など)はあまり向いていません。

バレル研磨をはじめとした代替処理で対応する必要が出てきます。

蛇足~ベルト研磨とヘアライン加工は同じ??~

今回のコラムをご覧になっている方の中には、「ベルト研磨とヘアライン仕上げは同じなのか」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、

「ベルト研磨を行うと100%ヘアライン仕上げになるか」というと、そうではありません。

下記のベン図をご覧ください。

黄色の円がヘアライン加工の範囲を表し、

青色の円がベルト研磨の範囲を表しています。

ここからわかる通り、2つの色が混ざり緑色になっている部分というのが

「ベルト研磨によってヘアライン仕上げになっている状態」

あるいは

「ベルト研磨(ヘアライン加工)を施した状態」

と言えます。

対して、黄色の範囲内ではあるが青色の範囲に重なっていない部分については

「ベルト研磨以外の研磨方法でヘアライン仕上げにした状態」ということになります。

上にリンクを貼ったヘアライン加工のコラムにも記述していますが、

ヘアライン仕上げの定義は「髪の毛のような細いラインがいくつも入っている表面状態」ですので

サンドペーパーなどを用いてもヘアライン加工は可能なのです。

同様に、青色の範囲内ではあるが黄色の範囲に重なっていない部分については

「ベルト研磨を用いてヘアライン以外の状態にした場合」ということになりますので、

具体的にはベルト研磨による鏡面仕上げなどが該当します。

したがって、ベルト研磨=ヘアライン加工というのは間違っているわけではありませんが、

正確な認識でもないという形になりますね。

弊社ではベルト研磨バフ研磨をはじめとして出張研磨なども受け付けておりますので、

研磨加工でお困りのお客様は是非一度ご相談ください。

対応可能素材など、詳細情報は下記リンク先よりどうぞ!

PROFILE

柳沢 寛太
柳沢 寛太
新卒として入社後、現場での業務経験を活かし現在は営業として活動しながらコラムを執筆。塾講師・家庭教師の経歴から、「誰よりもわかりやすい解説」を志している。
また、多数の人気コラムを生み出すだけでなく、実はYouTubeの編集者でもある。コラム・YouTube・広告等のプロモーションを手掛けた本HPは前年比1,150%アップという偉業を達成した。
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