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2021/05/11

【研磨の種類】ヘアライン加工とは

  • 公開日:
  • 更新日:

※2023年9月20日に加筆修正致しました。

群馬県高崎市の表面処理業者、(株)三和鍍金と申します。

本コラムは事業統括部の柳沢が解説いたします。

今回はヘアライン加工(ヘアライン仕上げ)について解説したいと思います。

弊社ではヘアライン加工も承っておりますのでお気軽にご相談ください

併せて表面処理紹介動画もご覧ください。

それでは早速いってみましょう!

こちらの動画も併せてご視聴ください♪

研磨の種類

まずは簡単に「研磨」についてお話します。

そこかしこのコラムで同様の説明をしておりますので、下の画像に既視感のある方は飛ばしていただいて構いません。

この図のように、一番外の枠として研磨があり、その中がさらに細分化されています。

今回ご紹介するヘアライン加工は物理研磨の一種ですが、弊社内で行っている電解研磨や化学研磨も研磨に該当します。

ヘアライン加工やバフ研磨が物理的にものを削るのに対して、電解研磨や化学研磨は電気の力や薬品の力を用いた研摩になります。

詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

ヘアライン加工とは

ヘアライン加工とはステンレスやアルミニウムによく用いられる研磨方法の一種です。

その名前の通り、髪の毛のような細い線が一直線上に並んでいるような見た目をしています。

横方向のヘアライン仕上げ例

ヘアラインという名前は知らずとも、皆さん見たことがあるかと思います。

高級腕時計なんかに使われることもしばしば。

また、ヘアライン加工の手法としてはベルト研磨機を用いる場合の他にも、紙やすりなどでヘアライン状に研磨することが可能です。

いずれにせよ、一定方向に研磨し続けることが必要になります。

※ヘアライン加工と対をなす鏡面加工については以下のコラムをご覧ください。

ヘアライン加工のメリットとデメリット

メリット

ヘアライン加工を施す目的(≒メリット)は様々ですが、最も一般的なものはキズが目立たないという点です。

単一方向に既に細かなキズ(凸凹)が入っているようなものなので、特にヘアラインの方向と同じ向きでキズが入った場合は、ほとんど目立ちません。

また、高級感を演出するという面でもヘアライン仕上げが採用されることは少なくありません。

金属の質感は残しつつ、ぎらついた光沢は抑えて大人っぽく上品に見せたい。

そんな場合にヘアライン仕上げはぴったりだと言えます。

したがって高級キッチン用品やアクセサリーに頻繁に採用されています。

さらに、ヘアライン加工を行った製品は、表面に細かな凹凸があるおかげで滑り止めの効果を発揮します。

ただ、総括としては、基本的にメリットがあるのは見た目においてであると言えます。

この時計にもよく見るとヘアラインが使われている

デメリット

デメリットとしては、キズ消しの効果はあるものの、ヘアラインの方向と直角方向のキズにおいては逆に目立ってしまうという点があります。

揃った模様であるため、不揃いのもの(直角方向のキズ)が目立ってしまうということですね。

また、経年劣化によって線が薄くなってしまうこともデメリットの一つと言えます。

さらに、選択的に「ヘアラインの見た目が良い!」としてヘアライン仕上げを採用する場合はこの限りではありませんが、

上に挙げた各メリットは他の表面処理でも補うことができてしまいます。

たとえばキズ消しという点においては、弊社でも扱っているショットブラスト処理を行うことで

梨地仕上げになり、キズだけでなく指紋まで目立たなくなります。

梨地仕上げはヘアライン仕上げと同様に光沢も抑えられますので、高級感も演出可能です。

滑り止めについても、エンボス加工と呼ばれる、表面に大きめの凹凸をつける加工があり、

ヘアライン仕上げと比較すると、滑り止めの効果においてはむしろエンボス加工に軍配が上がります。

金属ではないが、エンボス加工の例

基本的にはステンレスに用いる研磨の種類として、

鏡面仕上げの対になるものがヘアライン仕上げであると認識していただければと思います。

鏡面仕上げとの比較であれば、上に挙げたメリットはヘアラインのみ保有するメリットであると言えますし、

デメリットも少ないと言えます。

いかがだったでしょうか。

今回はヘアライン加工について簡単にまとめてみました。

弊社協力工場様にてヘアライン加工の実績は多数ございますので、ヘアライン加工でお困りの場合は是非お気軽にお問い合わせください。

他の研磨加工については、下記事業内容ページをご参照ください。

執筆者プロフィール

柳沢 寛太
柳沢 寛太
新卒として入社後、現場での業務経験を活かし現在は営業として活動しながらコラムを執筆。塾講師・家庭教師の経歴から、「誰よりもわかりやすい解説」を志している。
また、多数の人気コラムを生み出すだけでなく、YouTubeの元編集者・現プレスリリース執筆者。コラム・YouTube・広告等のプロモーションを手掛けた本HPは流入ユーザー数前年比1,150%アップという偉業を達成した。
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