SANWA Surface treatment 株式会社三和鍍金
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cationカチオン電着塗装

鉛フリー、ジブチルスズフリーのカチオン塗装は三和鍍金

カチオン電着塗装とは水溶性塗料を入れた槽に被塗物を浸漬し、直流電流を流し被塗物に塗膜を形成させる方法です。
カチオン塗装の皮膜は非常に高い防錆性能を有しており、自動車の足回り部品、沿岸部で使われる製品等、特に耐食性が求められる用途に最適な表面処理になります。
弊社のカチオン塗装において通常膜厚は20±5µ程度ですが、膜厚コントロールが可能なので、薄付けによって下地としての役割を果たすことも出来ますし、厚付けによってさらに強い耐食性を持たせることも可能です。
全自動ラインで大物から小物まで安定した品質で短納期供給することが可能です。また、弊社切り替え技術により、鉄材は勿論、アルミ、ステンレス、亜鉛材と幅広い対応が可能です。クリアコートや粉体塗装、溶剤塗装などの上塗り塗装も弊社にて承ることが可能ですので、併せてご相談ください。
さらに、当社のカチオン電着塗装は鉛フリー、ジブチルスズフリーなので、昨今求められる環境規制(RoHS指令やREACH規則など)にも十分に対応可能です。
当社は時代の流れに沿って、お客様に美しい塗装を提供し続けます。
詳細はお問い合わせください。

対応寸法

対応寸法
  • 槽のサイズ幅:1400mm×奥行:1000mm×高さ:1500mm
  • 処理可能サイズ幅:1200mm×奥行:600mm×高さ:1200mm

※その他サイズにつきましてはお問い合わせください。

弊社カチオン電着塗装の強み

  • 01

    様々な素材・寸法に対応
    亜鉛メッキ上のカチオンも可能です

    全自動ラインで大物から小物まで安定した品質で短納期供給することが可能です。
    鉄材は勿論、アルミ、ステンレス、亜鉛材でも対応が可能です。
    亜鉛メッキ上のカチオン塗装も通常工程で行うと亜鉛メッキの皮膜を破壊してしまう恐れがありますが当社切り替え技術により亜鉛メッキの皮膜を残したままカチオン塗装を行う事が可能です。
    詳細は弊社コラムやFAQをご覧ください。
  • カチオン電着塗装
01

酸洗による酸化スケールの除去も
ライン工程内で実現

ライン工程内に酸洗槽を導入しておりレーザー切断加工で発生した端面の酸化スケール、溶接焼けも除去しつつカチオン塗装が可能です。 ※工程内では落としきれない酸化スケールや溶接焼けは別途工程でショットブラストや酸浸漬を行わないと除去できない場合があります。
  • 処理前
  • 処理後
  • 03

    膜厚制御が可能

    弊社保有技術により膜厚管理が可能となっております。
    通常は20µ±5µとなっておりますが、ご希望によっては薄膜、厚膜対応可能です。

    ※製品形状やロット数により変化致しますので別途、試作、お打ち合わせをお願い致します。
    膜厚制御が可能
  • 04

    化成皮膜による
    密着性の向上

    化成処理とは金属の表面に処理液を作用させて化学反応を起こさせる処理の事です。当社では、ライン工程内に採用しており塗装前処理にて化成処理を行っております。
    リン酸亜鉛皮膜を形成することで元の素材と違った性質を与え、仕上がり品の耐食性、外観、密着性を高めます。
    化成皮膜による密着性の向上
05

上塗り塗装時の
下地塗装最適

焼き付け温度、塗料管理を行う事により皮膜硬度を高めすぎず次工程での上塗り塗装にも最適となっております。塗膜硬度が高すぎると次工程での上塗り塗装時に密着が悪くなり、研磨が必要となるケースもございます。勿論、当社ではカチオン塗装単体での皮膜としても数多く採用されていますのでどちらにせよ対応可能です。

カチオン電着塗装の特性

  • 防錆力に優れた塗装で均一な塗膜

    カチオン電着塗装は製品に対して比較的均一な膜厚で塗装が出来、高い付き廻り性で内板防錆に好適です。よって非常に高い防錆性能を有し、耐塩水噴霧試験では800~1000Hをクリアする事が出来ます。

  • 下地塗りにも最適

    カチオン塗装後の上塗り塗装を必要とするケースもカチオン電着塗装が活きてきます。耐候性が劣ってしまう塗膜をカバーする際にも必要となるケースもございます。いずれにせよ防錆性能に優れ相性も良いので下地塗装として最適です。

  • 環境に配慮したエコなカチオン電着塗装

    カチオン電着塗装はUFシステムによって塗料を循環させ使っていますので、塗料のロスが少なく無駄なく塗装することが出来ます。更に塗料が水主体で鉛フリーなので大気汚染の心配が少なく、火災の危険が無く土壌汚染にも影響がありません。よって環境配慮された塗装工程です。

剥離について

弊社はカチオン電着塗装の剥離も行っております。弊社でカチオン電着塗装を施したものは勿論、他社さんでカチオンされたものも対応できます。複雑な形状の物は剥離液に浸漬のみでは、剥がし切ることが難しいので、+ショットブラストをして、剥がすケースが多いです。特にネジ穴、影になってしまう部分等は、剥がしきれないこともありますので慎重にご検討下さい。剥離はどうしても様々な問題がつきものですので弊社としても慎重にお打ち合わせをさせて頂きます。又、上塗り塗装等も剥離する事ができますので、お気軽にご相談ください。

※素材によっては対応出来ない場合もございます。

※再生品は、腐食が進行しているもの、様々なので慎重に打ち合わせさせていただきます。

対応可能素地

鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミ、亜鉛

※その他についてはお気軽に相談下さい。

表面処理の流れ

表面処理の流れ

塗装内容

膜厚15~25µm
塗料パワーニックス 110-1 F-1  パワーニックス 110F-2 (日本ペイント) エポキシ樹脂
対応可能な素地鉄、アルミ、亜鉛ダイカスト、ステンレス その他 ご相談させて頂きます。
上塗塗装カチオン塗装以外の各種上塗り塗装もお受け致します。

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