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【すぐ剥がれる!?】ステンレス上のめっきについて

※2021/9/7に加筆修正いたしました。

群馬県高崎市にある(株)三和鍍金、事業統括部の武藤です。

今回はステンレス上へのめっきについてまとめました。

本コラムをお読みいただくことで、ステンレスにメッキをつける意味や処理の際に注意する点がわかったり、

新たなビジネスの発想に繋がるかもしれません。

ステンレス上へめっきをする理由

ステンレスシンク

ステンレスは「Stainless Steel」の略称で「Stainless」は錆びにくい、「Steel」は鋼の事です。

よってステンレスとは錆びにくい金属として分類されています。

鉄にクロム、ニッケルを主要添加元素としてある以上加え錆びにくくした合金です。

ステンレスについて詳しくは「【必見!!】ステンレスを表面処理の観点から見てみよう」参照

では何故、錆びにくいステンレスにメッキをする必要があるのでしょうか。

答えは大きく3つあります。

1.電気伝導性やはんだ付け性を高める為

これはメッキでステンレスの弱点を補う、機能性を持たせる意味での目的になります。

ステンレスは元々強度や硬度、バネ性に優れていたりと非常に優秀な金属です。

私たちの身の回りでもたくさん使われていて、生活に欠かすことの出来ない金属となっています。

しかしながら、弱点もありその中の一つが電気抵抗が大きい金属なのです。つまり電気を通しにくい金属です。

それを利用し電気抵抗として用いられることもありますが、

電気を通さなければいけない製品の時には電気を通しやすくする為メッキが用いられるのです。

2.耐食性を更に上げたい為

これはもともと錆びづらいステンレスですが更に耐食性を上げる為にメッキをする例です。

ステンレスといえども「もらいさび」等で腐食をしてしまう恐れがあります。絶対はないのです。

ステンレスの錆びについてはこちらの記事もご参照ください。

3.外観をさらに綺麗にする為

ステンレスは最初から綺麗なものだという認識がある方が多いと思いますが、材料の時点ではそうとも限りません。

我々が目にするものは実は酸洗い処理や磨き処理等の手間が加わっているものです。

そんな手間をかけて綺麗になっているものを更に綺麗にしたいという要望に対してめっきを行います。

ステンレスの材質についてはこちらの記事もご参照ください。

ステンレス上のメッキは難しい!?

ステンレスの表面には酸化被膜があり普通にメッキを行うと密着不良の原因になります。

これが酸化被膜を取り除かないで通常めっきを行った製品です。

〇で囲われた箇所のみならず全体的にメッキが密着していなくて剥がれてしまっているのがお分かりいただけると思います。

これを解消する為には活性化処理やニッケルストライク処理等ををしなければいけません。

要は素材表面を多少荒らすことで酸化被膜を取り除きメッキ層を析出出来るようにするのです。

素材ごとにひと手間加えるのもめっき技術と言えるでしょう。

ステンレス上へのメッキは密着性さえ確保すれば剥がれる事はありません!

バフ研磨の代替

ステンレス製品で研磨をしているものでピカピカにしたいのだけどコスト並びに納期等で、お困りのお客様もいらっしゃいます。

バフ研磨等の鏡面仕上げ等にはやはり劣りますがステンレス材の磨き材、BA材等であればそれなりの光沢は出すことが可能です。

是非一度お試しください。

ステンレス メッキ

ステンレス上へのメッキに関しては私自身も何故する必要があるのか等なかなかわかりませんでした。

お客様の要望や客先に提案したい等の声を聞き、日々勉強させて頂いています。

本コラムをお読みいただき、ステンレス上へのメッキや新たなニーズを発見することも出来ると思います。

そんな声を是非お待ちしております。

まとめると以下の通りとなります。

ステンレス上のメッキ

弊社ではステンレス上への密着性の高いメッキが可能となっておりますので、ご希望のお客様は是非一度ご相談くださいませ。

対応可能寸法など、詳細は下記よりご参照ください。

PROFILE

武藤 篤
武藤 篤代表取締役
株式会社三和鍍金に入社後、経営難に陥っていた会社再建に取り組む。
経費削減、業務改善、人材育成に取り組み1年でV字回復させる。
その後、営業手法の業務改善を行い、売上高増加、年間新規取引100件を達成
柔軟な発想や行動力を持ち味に現在は表面処理を通しての新規事業に着手中。
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