亜鉛メッキの特徴
亜鉛メッキとは「錆びないメッキの王様」とも呼ばれる、非常に耐食性の高い金属メッキです。電気を使うものが「亜鉛メッキ」、電気を使わないものが「溶融亜鉛メッキ」とされています。その比類なき耐食性を活かし、ガードレールや駅舎をはじめとして、自動車や電化製品などにも採用されている最も代表的な防食メッキと言えます。
亜鉛メッキの外観面が劣るという弱点をカバーするために、基本的にはクロメート処理という表面処理をさらに上に施します。クロメートは種類がたくさんあり、このクロメートの仕上がり具合によって、「亜鉛メッキ製品」の出来が判断されると言っても過言ではありません。
亜鉛メッキという処理の特性上、従来あまりこだわることができない「色味」についても、できるだけお客様のご要望に添えます様、善処いたします。美しく、耐食性にも強い。そんな「亜鉛メッキ」を提供いたします。
※こちらの処理は協力工場様と連携対応致します
酸性亜鉛メッキも扱っています!
当社では比較的珍しい「酸性亜鉛メッキ浴」も扱っています。通常のアルカリ性亜鉛メッキ浴では、電流効率や水素ガスの問題でポーラス状の素材(ダイカスト品など)にはメッキがうまくつきません。均一にメッキが付かないために、メッキ後の黒変もしばしば発生します。しかし、当社保有の酸性亜鉛メッキ浴ではそういったポーラス構造をもつダイカスト製品をはじめとして、焼結合金など熱処理を施したものまで、均一なメッキをつけることができます。また、水素脆性が起きにくいことも酸性亜鉛メッキの利点です。詳細につきましてはお気軽にお問い合わせください。
対応寸法
亜鉛メッキ
- 処理可能サイズ
幅:2400mm×奥行:350mm×高さ:900mm
- 処理可能サイズ
酸性亜鉛メッキ
- 処理可能サイズ
幅:800mm×奥行:600mm×高さ:1200mm
- 処理可能サイズ
※その他サイズも対応可能ですので、お問い合わせください。バレル装置も備えております。
弊社亜鉛メッキの強み
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様々なサイズ・ロットに
対応可能バレル・引っ掛けともに全自動ラインを有しておりますので、数十万ヶというロットにも対応可能となっております。サイズに関してもバレルに適する小さなものから2m級の大きなものまで対応できます。手漬けによる処理も可能ですので、大ロットはもちろん小ロットは1ヶから丁寧に対応致します。 -
クロメートの処理が豊富で
シアン浴指定も対応様々な種類があるクロメートですが、その多くを扱っております。ユニクロ、三価クロメート、三価黒クロメート、コバルトフリー三価など、お客様のご要望に可能な限りお応えいたします。現在対応可能な業者様が減っているシアン浴に関しましても対応可能ですので、シアン浴指定の品物のご依頼も常時受け付けております。 -
環境に配慮した
六価クロメートRoHS規制を受けて六価を扱う業者様は徐々に減っておりますが、協賛の排水業者様との連携により、現在も六価クロメート処理を行っております。三価クロメートより比較的耐食性に優れているため、いまも六価クロメートの需要というのは一定数あるかと思いますので、「六価をやってくれるところが見つからない」など、お困りの際はぜひご相談ください。
しっかりとした排水機関・技術によって安心してご利用いただけます。 -
「剥離だけ」などの
細かなニーズにも対応可能「他社で処理したが、品質があまり良くないので剥離をしてほしい」など、「剥離のみ」を目的としたお客様も当社は歓迎しております。また、たとえば「六価を使わずに有色クロメートのような色を出したい」というような場合は、三価の黄色クロメート(見た目はゴールドに近い)で対応をするなどマイナーな処理にも対応可能です。 -
品質を維持しつつ
超短納期対応全自動ラインを有しているため大ロットに対応可能なのはもちろん、小ロットであれば即日などの超短納期対応も可能です。ただ単に早いだけではなく、整った検査体制と高い技術力によって高品質との共存が可能になっております。亜鉛メッキの納期でお困りなら、是非一度ご相談ください。 -
培われた技術による
確かな品質三価黒クロメートをはじめとして、ユニクロメッキや有色クロメートなど、亜鉛メッキでは無下にされがちな「意匠性」にこだわった亜鉛メッキも承っております。培われたノウハウの結晶が確かな品質となってお客様の手元に届きます。他社様に断られてしまった案件も、是非一度あきらめずにご相談ください。
発注する際の注意点
亜鉛メッキをご注文の際にご確認いただきたいことがございます。
- 処理の種類
- 黒皮の有無
- 溶接焼けの有無
- 治具穴の有無
- 等々。
ご不明点や相談したい内容がありましたらご連絡の程宜しくお願い致します。
対応可能素地
- 亜鉛メッキ
- 鉄、銅、真鍮
- 酸性亜鉛メッキ
- アルミダイカスト、亜鉛ダイカスト、鍛造材、焼結合金
表面処理の流れ
よくある質問
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