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【何が違うの?】切削加工と鍛造加工の違い

こんにちは!

群馬県高崎市にて表面処理を営んでおります、(株)三和鍍金と申します。

弊社は金属の表面処理加工をしている会社ですが、今回は製品の金属加工についてコラムを書きたいと思います。

普段お客様からお預かりしている製品を見ると【切削加工】【鍛造加工】の文字を目にします。

それぞれ見た目が少し異なっていたり単価が異なることから2つの加工の違いってなんだろう?と疑問を抱きました。

鋳造と鍛造を比較されることは多いかと思いますが、

今回はあえて【切削加工】【鍛造加工】について比較してみたいと思います。

●切削加工とは

工具を用いて金属などの材料を削ったり穴を開けたりする加工技術のことで、

バイトと言われる工具が一直線上に移動することで加工を行います。

切削には主に2種類の加工方式があり、回転させた材料に工具を当てる【旋削加工】と、

逆に材料を固定して工具を回転させる【転削加工】があります。

切削工具は19 世紀中頃に出現したと言われています。

鉄鋼やステンレス鋼、アルミニウム合金、銅、真鍮、樹脂が材料の際に加工に利用されています。

●鍛造加工とは

金属を叩いて圧力を加えることで強度を高めて成型する加工技術で、文字の通り金属を【鍛】えて【造】る方法です。

鍛造には主に2種類の加工方式があり

金型ではなくハンマーや作業台を使い材料をつぶして加工する【自由鍛造】

上下1組の金型の間に材料を入れて金型の形状を材料に転写する【型鍛造】があります。

紀元前4000年より前から、エジプトで自然産の金を叩いたり押しつぶして装飾品や武器を造っていたと言われています。

金属を叩いて成形をするなんて昔の人の発想はすごいですね…!

鉄鋼、機械構造用合金鋼、ステンレス鋼、アルミニウム合金が材料の際に加工に利用されています。

●身近な切削加工部品

電気や電子、産業用機械、医療機械など、幅広い分野の部品製造に使用されていますが主に機械内部の部品に使われています。

●身近な鍛造加工部品

ギアなど強度が必要なパーツ、エンジンまわりの部品など高温になりやすいパーツに用いられます。

身近なところではペンチや包丁などの強度の要する製品、

指輪やゴルフクラブ、包丁・フォーク・爪切りなど身近な装飾品や日用品にも使われています。

●切削加工のメリット

コンピューターによる制御が可能なので様々な厚みや大きさ、複雑な形状も対応することが可能です。

また、金型の準備も不要なので、短納期での対応が可能です。

●鍛造加工のメリット

繰り返し叩いて成形することにより金属の結晶が整い、気泡による内部的な欠損が生じにくくなるため

強度に優れているのが大きな特徴です。

初期費用となる金型は必要ですが、切削加工と比べると必要最小限の材料で済むため

量産品であればあるほどコストダウンが可能です。

●切削加工のデメリット

材料を削り出しながら一つのものを作り上げていくため、切くずとして無駄が出てしまうこと

また削る分も含めた材料が必要になってしまうため1個あたりの材料費が比較的高くなってしまいます。

●鍛造加工のデメリット

金型が必要なので初期費用が必要になります。製造設備の段取り作業に一定の時間がかかるので小ロット品には不向きです。

複雑な形状を作るのが難しく成型に時間がかかってしまう点がデメリットです。

●まとめ

それぞれの加工について簡単ではありますが解説してきました。

加工によってメリットデメリットがあるので製品の特徴によって加工方法を変える必要があることがわかりました。

余談になりますが「鉄は熱いうちに打て」ということわざをよく聞きますよね…!

鉄は高温で熱すると柔らかくなって加工が可能ですがすぐに冷めてしまう性質があることから、

人は柔軟性のある若いうちに鍛えることが大事だという意味のことわざとして使われています。

このご時世で何事もマイナス思考になりがちですが、発想を変えて行動して自分自身を鍛えていきたいですね◎

それではまた次回!

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