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【ちょっとした疑問】鋳造や鋳物って何?

皆様こんにちは!
群馬県高崎市にございます(株)三和鍍金 事務の根岸です。

お客様からのお問合せの中で
「イモノの製品にめっきはできますか?」などとお問合せ頂くことがあります。

イモノ…いもの…IMONO…?
イモノとは何なんだ?ということで、今回はそれについて調べてみました!

それでは早速!いってみましょう~!

◆鋳物とは?鋳造品とは?


先程から<イモノ>と表記しておりますが、正しくは<鋳物>と表記します。
…読めませんよね(私は読めませんでした…笑)

この鋳物を説明する上で先に説明しなければならないことがあります。
それは<鋳造>というものについてです。
はい…今度は読めますでしょうか?
…こちらは<ちゅうぞう>と読みます。漢字は難しいですね(;^_^)

鋳造とは金属を溶かして液体にし、型に流し込み目的の形状に冷やして固める加工法です。
ざっと以下のような流れとなります。
①金属(材料)を融点よりも高い温度で熱して液体状にします。
②液体状になった金属を金型や空洞部分に流し込み、冷えたら製品の完成。

この完成された製品のことを<鋳物>と言います。

型の種類には、金属を削って作った金型砂を固めて作った砂型などがあります。
この型のことを鋳型(いがた)といいます。
鋳造は古代からある加工法の1つで、お寺の鐘を作る際にも用いられていたようです。
流し込む型の空洞部を自由な形にできることから、複雑な形状の部品でも製作しやすいと言われております。
また、同じ型に金属を流し込むという点では大量に生産することが出来、コストも抑えられることが魅力なので工業製品の生産などに使われているそうです。

私たちの身の回りにも鋳造品で作られたものがたくさんあります。
風鈴、マンホール、銅像、、、
日本文化でもある南部鉄器も鋳造品の1つであります!

◆鋳造と鍛造の違い


鋳造品と似た製法で<鍛造品(たんぞうひん)>と呼ばれるものもあります。
(似たような漢字を使うのでパッと見ややこしいですね…)

鋳造品鍛造品に違いを見ていきましょう!

【鋳造品】
液体状になった金属を型に流し込み冷やして固める加工法
型の自由度が高いため、複雑な形状でも造りやすい。
比較的安価に製造することが出来る。
金属に圧をかけるわけではないので、内部に気泡が発生する場合がある。

【鍛造品】
金属をたたいて成型する加工法
圧縮したり打撃を受けた金属は、金属内部の気泡が発生しずらく強度や耐久性が高い。
鋳造よりはコストがかかるが大量生産も出来る。
複雑な形状には向いていない。

以前、鍛造と切削について書いたコラムもあるので、是非こちらもご覧ください。

◆めっきをする上での関わり


実際弊社でも鋳造製品鍛造製品切削製品、全てめっきすることはあります。
ですが、鋳造品については注意が必要です。
前述したとおり、製品に気泡が出来ている場合があるので、その部分にめっきがつかないなどの不具合が発生する場合があります。
弊社では、鋳造品を扱う場合は不具合が発生することを懸念して試作を推奨させて頂いております。
表面処理の種類によっては、鋳造品自体が出来ない場合もありますので、心配な方は必ずお問合せ下さい!
他にも、元々の製品の状態により仕上がりにも影響してきます。
例えば砂型でとった鋳造品であれば、めっきをする前の金属自体が砂のザラザラとした表面になっているので、めっき後も同じくザラザラしたような仕上がりになります。
これを避けるためには、めっきをする前に表面を平滑化するなどの工程が1つ増えることになります。

◆まとめ


いかがでしたでしょうか?!
鋳造鋳物についてご理解いただけましたでしょうか。
私自身、鋳造鍛造切削についてあまり分からなかったのですが、今回の記事を書くにあたり知ることが出来たので良かったなと思いました。

今回は表面処理についてはあまり触れなかったのですが、めっきをするにあたり製品の材質は重要となってきます。
材質により処理が変わる場合もありますので、“お客様から表面処理依頼がきたけれどこのめっきはできるのかな…?”など処理について不安なことがある場合は是非お気軽にお問合せ下さい!


めっきのプロがお客様に最適な方法をアドバイスさせて頂きます(^-^)


PROFILE

根岸瞳
根岸瞳
ウエディング・旅行業界で勤務後、株式会社三和鍍金に入社。
事務員として伝票発行や納期管理をする傍ら、サービス業で培った高いホスピタリティ(おもてなし精神)を活かし、三和鍍金に関わる全ての方々が気持ち良く過ごせるようなお客様対応を心がけている。
メッキについて初心者であることを活かし、「メッキ初心者の視点」で書いたコラムはいずれも高い人気を博している。
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