2017/09/14
めっきとはなんだ?
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そもそもめっきとはなんでしょうか。
めっきという単語自体が普段から関わっているような人でないと、あまり聞きなれないかも知れません。因みに、漢字だと「鍍金」と書きます。よく「ときん」と読まれますが・・・。
まず、めっきとは表面処理の一種で「表面を美しく」ピカピカにしたり、材料を錆びから守る「防錆性能をもたせる」、「機能性を上げる」、電気を通す、表面を硬くする用途に主に用いられています。近年は電子部品上へのめっきのように機能的な用途のめっきが増加してきており、PCやスマートフォンにも使われていて意外と身近な存在なんです。世の中には、モノが溢れていて普段気にしないようなところに使われていたりするのです。
めっきは、様々な種類があります。私自身、初めはメッキと言われればシルバー色のメッキしか思い浮かびませんでした。只、この業界に入りメッキに携わっていくとメッキもたくさんの種類があることがわかりました。電気を使うメッキ、反対に使わないメッキ、色が黒いメッキ、白っぽいメッキ、赤っぽいメッキ、光沢があるメッキ、反対にないメッキ、本当に多くのメッキが存在します。これらは、製品の用途によって使い分けられ、適した表面処理を施されています。
執筆者プロフィール
- 金属表面処理の様々な疑問・基礎知識や、創業から70年以上培ってきたノウハウについて「誰にでもわかりやすく」をモットーに執筆しています。
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